美しいバストにはどんなイメージがありますか?
“ハリがあってふんわり柔らかく、適度な大きさにツンと上向き”
こんなバストが理想ですよね。

しかし、年齢を重ねるとともにバストに自信が持てなくなったという女性は多いです。その理由のひとつがトップ位置の変化。

バストアップ運動を取り入れることで、この下がったトップ位置を元の状態に戻すことも可能です。今回は理想のバストに近づけるおすすめの運動法“おっぱい体操”についてご紹介していきましょう。

「おっぱい体操」とは?

この体操は、出産で胸の形が変化してしまい、女性としての自信をなくしてしまうママたちを見て、元助産師さんが考案したものです。自分のおっぱいに触れること自体中々ないことですが、触れてみると意外と肌の冷たさに驚いた方も多いのではないでしょうか。

胸も手や足と同じように、血行が悪くなったり、老廃物の流れが滞ったり、さまざまなトラブルを抱えているのです。胸の筋肉を鍛えることももちろん効果的ですが、この体操では鍛えるのではなく、“はがして揺らして巡らせる”ということがポイントになります。

おっぱい体操の効果

揺れは胸にとって大敵と考えるのが普通ですが、おっぱい体操では揺らすこともポイントになってきます。ではどのような効果を得ることが出来るのか、しっかり確認していきましょう。

バストに必要な栄養素、ホルモンを届けられる

胸を支えるためには、ブラジャーをつけることが必要になります。日常生活の中での揺れを防ぐためにはブラで保護してあげることが大切ですが、締め付けられることで滞った血液やリンパを流すことも必要なのです。

おっぱい体操を行うことで、血液だけでなくリンパの循環を良くする効果が得られます。するとバストの成長に必要な栄養素が血液によって運ばれ、乳腺へ女性ホルモンを届ける手助けができるのです。

バストの巡りをよくすることは、下がったトップ位置を戻す効果があるだけでなく、サイズアップにも期待ができます。

ただ、揺らすという行為は一歩間違うと胸に負担を与えてしまうことになります。正しいやり方をしっかり理解したうえで行っていきましょう。

正しいやり方

それではさっそくやり方について解説していきます。

ステップ1.ストレッチ

  1. まず肩幅に足を開いて立ちます。
  2. 次に左の手を肩と水平になるように上げましょう。
  3. 肘を曲げないよう、手のひらをぐっと上に曲げます。5秒維持したら次は下に曲げ、同じく5秒維持します。
  4. 肩から腕全体をねじりましょう。
  5. ねじりながら上に上げ、天井に向かって真っすぐ腕を伸ばします。
  6. 肘を曲げ、頭の後ろに移動させます。反対側の手で肘を押さえ、二の腕をぐっと伸ばしましょう。
  7. 息を吐きながら上半身を5回右側へ傾けます。
  8. 手をゆっくり回しながら戻していきます。反対方向も同様に行ってください。
  9. 続いて、背中の骨をひとつひとつ外すイメージで手を交互に上へ上げます。
  10. 肘を曲げ、両肘を持ったまま腕だけ体の後方へ倒していきましょう。
  11. 5回繰り返したら肘を持ち替え、同様に行います。
  12. 手を真っすぐ上へ伸ばし、すとんと落とします。
  13. 次は右手を左の鎖骨に乗せます。
  14. 肘を後ろに、鎖骨から肩が前へ出ないよう、肩甲骨をしっかり回します。
  15. 6回繰り返したら反対側へうつります。
  16. 両肩に手を置き、左右の肩甲骨を回します。
  17. 手を上に上げ、肘から脇まで絞るようにマッサージを行います。

ステップ2.はがす

  1. 右手で熊手のような形を作り、左脇を少しあけて肩甲骨の下から胸の下まで流していきます。
  2. 下側からぐっと胸を持ち上げるようにさすり上げます。

ステップ3.揺らす

  1. バストを包み、斜め上へ持ち上げるようにグッと数回動かします。
  2. 熊手でひっかき上げるようにリズミカルに持ち上げましょう。
  3. 次は胸を寄せ上げるよう斜めに持ち上げ、そのままの状態でさらに上に揺らしていきます。
  4. 胸の下からすくい上げるように持ち上げ、そこから上へまた揺らします。
  5. 最後は両手でバストを寄せ、持ち上げて揺らす。ここまでで完了となります。

いかがでしたか?辛い筋トレとは違って、誰でもできるところがこの体操の魅力といえます。動画を見ながら一緒に行うと、動作も分かりやすいので確認してみて下さいね。

また、フルバージョンとは異なり、仕事の休憩中や家事の合間など、短い時間でサッとできる時短体操もおすすめです。

注意すること

体操を行う上で注意してほしいことは、生理中や妊娠中などはあまり過度にやりすぎないことです。月経開始から3日程度は出血も多く、肌も敏感になっています。胸の張りが辛いなどの症状がある時も多いため、無理は禁物です。

また、妊娠中はバストトップへの刺激を避けることがポイント。胸をつかみ上げる時など、刺激しないようにすれば問題ありませんが、気分が優れない時や痛みがある時は行わないようにして下さい。

ノーブラはやめよう

おっぱい体操を始めるとともに意識したいのが、ノーブラです。特に睡眠時には寝苦しいからとノーブラになっている方も少なくないのではないでしょうか。

睡眠時には、寝返りなどによってバストが左右に流れたり、うつ伏せによってバストが潰れたりします。そのため、睡眠時にもきっちりとホールドできるようなナイトブラの着用をおすすめしています。

ナイトブラはノンワイヤーで寝苦しくないので、ノーブラ派の人でも大丈夫だと思いますよ。